CentOSのセットアップ
ひょんなことからMacBook ProにVirtualBoxをインストールして、CentOSを動かさないといけなくなったので手順をメモしておきます(;・∀・)
前回はVirtualBoxにCentOSをインストールするところまでやりました。今回はインストールしたCentOSの設定を行っていこうと思います。
ちなみに仮想化ソフトもLinuxも初心者ですので、間違っていた場合はご指摘ください m(_ _)m
VirtualBox : バージョン 6.0.4 r128413 (Qt5.6.3)
CentOS : 7.6
Mac : 10.13(High Sierra)
ネットワーク設定
とりあえずアップデートして諸々を最新版にしようと思います。ターミナルで次のように打ってみてください。
$ sudo yum check-update
さっそくエラーになります。。。(´・ω・`)
確認
確認してみましょう。ターミナルで nmcli device と入力してEnterを押してください。
コマンドの結果が「enp0s3 ethernet disconnected」となっていますので、ネットワークに繋がっていないようです。
設定
設定ファイルを修正します。ファイル「/etc/sysconfig/network-script/ifcfg-enp03s」を編集してみましょう。
$ sudo vi /etc/sysconfig/network-script/ifcfg-enp03s
一番最後の行が「ONBOOT=no」となっています。これを「ONBOOT=yes」に直しましょう。
もしviの使い方がわからない場合は、次のようにしてください。
- Jを押して最終行まで移動します。
- Lを押して行の最後まで移動します。
- Iを押して入力モードにします。
- Deleteを押してnoを削除します。
- Y,E,Sを押してyesを入力します。
- escを押して入力モードを解除します。
- :, w, qを押して保存し、viを終了します。
↑が↓になればOKですよー
再度確認
設定が終わったので、一度再起動をかけましょう。
$ sudo reboot
再起動したら、もう一度「nmcli device」コマンドを入力してみてください。
$ nmcli device
enp0s3 ethernet connected enp0s3という文字が表示されればOKです。
リポジトリ設定
ネットワークが繋がるようになったので、今度はyumで参照するリポジトリのミラーサイトを設定しておきましょう。
ミラーサイトはできれば複数登録しておいてください。一つでも構いませんが、その一つのサイトが何らかの理由でダウンしていると、アップデートできないことになります。
設定
ミラーサイトの設定ファイルは「/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo」です。これをviで開いてみましょう。
$ sudo vi /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo
baseurlのところがコメントアウトされているのがわかるかと思います。
ここにbaseurlを追記していきます。
あ!! ちなみにCentOSのミラーサイトについては、一覧があります。
ここでは次の3つを選択しました。
- http://ftp.riken.jp/
- http://ftp.jaist.ac.jp/
- http://ftp.iij.ad.jp/
viでファイルに書き込み
viでファイル(CentOS-Base.repo)に書き込みを行っていきます。
viを入力モードにするにはキーボードのIを押してください。
あとはJ, Lでファイルを進めていただければOKです。
戻る場合はKまはたHですよ ♡^▽^♡
コメントアウトされている #baseurl — の行はそのままにしておき、その下に追記します。
[base] (略) #baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/os/$basearch/ baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/centos/$releasever/os/$basearch/ http://ftp.jaist.ac.jp/Linux/centos/$releasever/os/$basearch/ http://ftp.iij.ad.jp/Linux/centos/$releasever/os/$basearch/
次のようになればOKです♪
一度保存しましょう。
viでの保存はesc → : → wとしてくださいね。
続けて書き込み
上の設定では[base]のところにbaseurlの設定を書きました。
[base]だけではなく、[updates], [extras], [centosplus]の各ディレクティブにも同じ設定を行いましょう。
同じ設定を貼り付けていくだけなので、viでコピペしちゃいましょう。
次の手順でコピペできるので、試してみてくださいね ♡^▽^♡
- escを押してviをノーマルモードにしておく。
- baseurl=となっている行にカーソルを合わせる。
- キーボードの3 → y → y を押します。これは3行ヤンクする、という意味のショートカットです(yank=引っ張る)。
ペースとしたい行にカーソルを移動し、キーボードのpを押します。
以上でコピペできるはずです♪
全てのディレクティブにコピペできたら、ファイルを上書きして閉じましょう。
viでのファイル上書きは : → w → Enterです。
viを終了する場合は : → q → Enterです。
連続して : → w → q → Enterとすることもできますよ。
アップデート
ネットワーク、ミラーサイトの設定が終わりました!!
いよいよアップデートしてみましょう!
確認
ターミナルで次のように入力してEnterを押してくださいね♪
$ sudo yum check-update
最初はアップデートするべき項目が多いので、待機時間が長くなります。
アップデート
アップデートのチェックが終わったので、実際にアップデートしていきます。
ターミナルで次のように入力してEnterを押してください。なお、これ以降の操作で本当にアップデートするかどうか聞かれる場合があります。
今回はそのままYを入力して、更新を続けてください。
$ sudo yum update
これでOSのアップデートは終わりです。
お疲れ様でした!!
ではまた (・ω・)ノシ
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